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『オーシャンズ11』でのベネディクト氏 [紅ゆずる]

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皆様、こんにちは。
前回宣言していた通り、今回は宝塚版『オーシャンズ11』において、
紅ゆずるさん扮するテリー・ベネディクトについて語っていこうと思います。

ファン目線の内容になりますので温かい心で読んでいただけると嬉しいです。


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紅さんのベネディクトはまさに「本物の悪党」でした。
ダーティーヒーローのかっこいい魅力というものを感じさせるほど腹黒い男性でした。
そういうところがとても素敵でした。紅さんでベネディクトを観られて幸せだと心から実感しました。
ポスターとは違い紅さんのベネディクトは浅黒めの肌に(プチ黒塗りということです)、
ヘアスタイルもカチッとした「リーゼント」になっていました。
(男役さんのヘアスタイルには詳しくないので名称が「リーゼント」なのか分かりませんが。)
ポスターと舞台のヴィジュアルが異なっていまして、私は舞台のときの方が好みです。

前回の公演感想でも書きましたが、
宝塚版『オーシャンズ11』のメインテーマは「ダニー&テス&ベネディクトの三角関係」だと、
公演を観て感じました。そう思わせたきっかけの1つがベネディクトのオーラだったかもしれません。
ダニーに敵対する人間としてはトップ男役さんが演じるダニーと対等の位置にいなければ、
オーシャンズ11の「相手」としては失格です。そういうプレッシャーがあるなかで、
紅さんは見事スターとしてのオーラでベネディクトの存在感を出したのではないでしょうか。

今回はまたテスに向ける顔と本当の顔を使い分ける必要性がありましたから、
かなりの演技力も要したはずです。
そのことを考えるときに思い出すのは2幕初めでテスが見る夢の場面です。
それはダニー&テス&ベネディクトの関係を「アダム・イヴ・蛇」になぞらえて描く、
幻想的なダンスシーンです。そこでダニーとベネディクトはアダムと蛇を入れ替わって演じています。
最初白いブラウス姿で「アダム」としてテスと踊るベネディクトは本当に貴公子のようで、
いかにもテスがベネディクトに対して抱くイメージ像そのものでした。
次に登場した「蛇」は本当に恐ろしく、ベネディクトの本性が全て表現されていると思いました。

ハリウッド映画でいつも感じるのは善悪がはっきりとしているということです。
今回の「善」がオーシャンズ11であれば、「悪」はベネディクトであらねばなりません。
その「悪」を紅さんは演じきったのではないでしょうか。
「夢を売る男」を歌っている場面はとても恐ろしかったです。勿論、脅しているところも。

そういう「悪人」を演じるにあたり、小池先生にさぞ紅さんは厳しいご指導を受けていたはずです。
その指導の成果を舞台で発揮できた紅さんには本当に尊敬します。
舞台で結果を出せたのはプレッシャーに強いからかもしれませんが、
自信をもって舞台に出ることができるほどの努力を積み重ねてこられたこそかと。
その結果は歌についても言えます。本人比ではありますが、歌がかなり上達していました。
それは舞台への愛があればこそですよね。彼女の舞台が好きという想いの強さも実感しました。

そのようなことを感じつつも芝居が終わっていきました。

そして迎えたフィナーレの最初が紅さんの「歌」。
1人で銀橋に渡りながら歌っている紅さんに思わず目がうるうるとしてしまいました。
本当に感動しました。紅さんのファンになってよかったと心から思えましたね。
「フィナーレの歌手」で感激するのは人生初の経験でした。
ですから、「これは稀な体験かも」と冷静に自らを客観視していたりもしました(苦笑)。

フィナーレのダンスシーンは「稽古をもっと頑張れ」と思いました。
2幕の初めのダンス(「アダム/蛇」のことです)ではあまり感じなかったのですが、
フィナーレのダンスが結構難しいからちょっと気になってしまったかもしれません。

パレードでの緑の衣裳がとてもお似合いでした。
幕が下りてくるまでずっと紅さんばかりを観ていましたね(笑)。

本当に今公演は紅さんのファンは絶対観るべきだなあと思います。
紅さんにとってターニングポイントとなった公演でしょうし、
ファンとしても「これぞ悪役!」の紅さんを堪能することができる「宝」のような公演ですしね。
観ないと損だわ、と心から思えるので、今回公演を観ることを急遽決意して正解でした。
もっとお金と時間があれば、紅さんのベネディクトを観るためだけに通えたのになと思います。

今日はこんなところで。
『オーシャンズ11』はもう一度観たい作品なので、
東京公演を観られるよう(チケットを取ることを)頑張ってみようかなあと思います。
コメント(2) 

コメント 2

こまめ

はじめまして。
おっしゃる通り、ベネディクト(映画版はアンディ・ガルシア)はやりたい放題の冷酷男!
さやかさんのカジノをつぶすは、しーらんを陥れてマジシャン協会から追放するは、町酒場を苦しめるは、あまつさえ組長さんやハリー・ウッズ(次期副組長)夫妻を監禁するは、と弱いものいじめをしてももうけようとする「大企業の横暴の典型」でしたが、最後はお金とテスを取られてほぞをかむハメになります。
ベネディクトの執務室の場面でのボディーガードとウッズ夫妻の修羅場取り繕い場面のアドリブは、
「今年一年の最後だから感謝していたんだよ」でした。
そして、お客さんにこの一年の舞台のお礼をされていました。

さゆみさん、自分の生い立ちを歌う場面などで、懸案だった歌唱が向上傾向にあるようでうれしいです。
by こまめ (2011-12-17 20:50) 

marine

はじめまして。返事が遅くなって申し訳ございません~!
そうですね、映画版のベネディクトさんは冷酷非道だからこそ惹かれるところがある男でしたね。
さゆみさんのベネディクトはアンディ・ガルシアさんとは違った魅力があって、
冷酷な顔と優しい顔の使い分けが印象的でした☆
千秋楽でのアドリブも教えてくださってありがとうございます。とても嬉しいです。

さゆみさんの歌唱力向上もとても嬉しいですよね。
東京までベネディクトを演じたあとのさゆみさんがどういう男役さんになっているか、
楽しみで楽しみで…。これからのさゆみさんにますます目が離せませんよね。

本当に更新が不定期で申し訳ないのですが、
よろしければまた観にいらしてくださると嬉しいです^^
by marine (2011-12-22 22:46) 

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